東京都美術館で「大英博物館展」を観賞しました。

 12時21分の快速新木場行きで移動を開始しました。今日は東京都美術館で「大英博物館展」を観賞する予定です。車中では幸い座席を確保できたので、西脇順三郎氏の詩集「旅人かへらず」を読みました。二「窓にうす明かりのつく/人の世の淋しき」産「自然の世の淋しき/睡眠の淋しき」と「淋しき」と言う言葉が続きます。東京都美術館で「大英博物館展」を観賞しました。プロローグは「モノは語る」と題されていて「古代エジプトの棺」が有り死者の頭が来る所へマスクが有り棺は彩色されていました。「棺桶ライオン」はライオンの姿をした棺桶で黄色く彩色されています。「オルドヴァイ渓谷の礫石器」が有りパネルに寄ると大英博物館が所蔵する最古の物で、人類の先祖が作った最古の道具の一つと書かれていて、遠い時代に思いを馳せたものでした。「鳥をかたどった乳棒」は最終氷期が終わり、人類が狩猟よ寄る移動生活から定住生活に入った頃作られたそうです。「カルパス島の女性像」は石灰岩の女性像で鼻、乳房、陰部が付いていて女性だと言うことが良く分かります。「楔型文字を刻んだ粘土版」が有り、対価はビールだったと言うことでした。「ビール」を意味する楔型文字が記されていました。「金製半月型装飾」はラテン語で「ルヌラ(小さな月)」と呼ばれていたそうで、身に付けた人物は不明とパネルに書かれていました。「ラムセス2世像」はなかなかの男前で、伝説に寄ると100人以上の子をもうけ、治世は66年におよんだそうです。国立西洋美術館の常設展も観賞してみました。ボランティアの長井梅子さんの美術トークが有りヤコブ・デル・セライアの「奉納祭壇画聖三位一体、聖母マリア、聖ヨハネと寄進者」は赤い服は昔は高価だったそうで、着る人も少なかったそうです。パオロ・ヴェロゼーネの「聖カタリナの神秘の結婚」には羊が犠牲になっているのを初めて気が付いたものでした。定番のピエール・オーギュスト・ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」やクロード・モネの「舟遊び」、ポール・ゴーガンの「海辺に立つブルターニュの少女たち」、カミーユピサロの「立ち話」を楽しんで帰路に着きました。