3年のゼミでは最初にG君のエスプリ・ゴロワに付いての発表が有りました。

 9時10分の各駅停車南船橋行きで移動を開始しました。車中では幸い座席を確保できたのでドミニック・ローホーさんの『人生で大切なことは雨が教えてくれた』(幻冬舎)を読みました。「雨を眺めることは、瞑想の一つの形と捉えることもできる。立場を変えてみる、他の人間になってみる、別の世界、別な時空に存在してみるように勧めるのも雨だ。果たして雨は、エクスタシーを得るための手段にも成り得るのだろうか?」と有りました。9時50分に大学に着き構内の自動販売機で南アルプスの天然水を買い、出勤簿に印鑑を押しておきました。ほどなく「ランボー読書会」が始まり相棒のFさんと研究室でミシェル・ビュトールの『ランボーに付いての即興』を読みました。「ランボーは仮定された大衆に向けて7つの詩を示そうと願った。(中略)「断片は次のように書かれていた。「こうしたことは、すこし過ぎ去った。ぼくはいまでは、神秘主義者の躍動と文体の奇怪さを憎んでいる。いまやぼくは、芸術は一つの愚行だと言うことができる。「善意」に挨拶だ。」と有りました。ランボー読書会が終わってから学生食堂の2階で鉄板を食べました。ハンバーグとご飯、味噌汁、パセリのサラダが付いていて美味しかったですね。教職員懇談室で食べたのですが外には誰も居なくて淋しかったですね。3年のゼミでは最初にG君のエスプリ・ゴロワに付いての発表が有りました。ゴロワという意味する通り、町民文学であり、その対になるエスプリ・クルトワは宮廷文学クルトワジーとはであるとの説明が有りました。その後T君のクルトワジーに付いての発表が有りました。フランス語で「礼儀正しさ」「好意」「礼儀」などを意味することだとの説明が有りました。その後、輪読に移って語りの技法を学びました。省略法とは、物語の中で、フィクションの一部を語らないでおくために使われる技法である。と記されていました。後説法はフィクションの過去にもどることを可能にする道具である。要約法はフィクションにおける一定期間を、手短に要約して語る技法である。と言うことを学びました。学生の近況を尋ねたら「ゴールデン・ウィークは福島の会津に行って来ました。元々そこは僕の生まれた場所なのでとても落ち着いた時間を過ごすことができました。」「ゴールデン・ウィークは地元の友達と遊んだり4日間の2日はバイトをしました。」「ゴールデン・ウィークはバイトをして、過ごすのがほとんどでした。昨日の新入生スポーツ大会は、バスケットに出ましたが4会戦で負けてしまいベスト8でした。昨年が準優勝だっただけに口惜しかったです。」と有りました。(写真はボール・ゴーガンの「海辺に立つブルターニュの少女たち」です。)