いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。

　いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。「しつもん！　ドラえもん」の質問は「プロやきゅう編」で「プロ野球の本拠の六つのドーム球場で、一番新しくできたのはどこかな。」と有り、さっぱり分かりませんでした。新聞を開いて答えを探したら答えは「札幌ドーム」と有り、解説には２００１年に札幌市に完成して、０４年から日本ハムが北海道に移転して本拠地になったよう」と詳しい解説が有りました。それから夏目漱石の『それから』を切り抜いてファイルに投げ込んでおきます。「廊下伝いに中庭を越して、奥へ来て見のと、父は唐机の前に坐って、唐本を見ていた。父は詩が好きで、閑があると折々支邦人の詩集を読んでいる。」（中略）「父はまず眼鏡を外した。それを読み掛けた書物の上に置くと、代助の方に向き直った。そうして、ただ一言、「来たか」といった。」（中略）「代助は次に、独立の出来るだけの財産が欲しくはいかと聞かれた。代助は無論欲しいと答えた。すると、父が、では佐川の娘を貰ったら好かろうという条件を付けた。その財産は佐川の娘が持って来るのか、または父がくれるのか甚だ曖昧であった。（中略）「次に、一層洋行する気はないかといわれた。代助は好いでしょうといって賛成した。けれども、これにも、やっぱり結婚が先決問題として出て来た。「そんなに佐川の娘を貰う必要があるんですか」と代助はしまいに聞いた。すると父の顔が赤くなった。」と有りました。
　朝６時５０分に家を出て散歩に出掛けました。傘を差して、先ずはプチ・パワースポットの沼影観音堂を目指します。六地蔵様を拝んでから本堂の銅鑼を叩いて合掌をしておきました。駅前の自動販売機で冷たいお茶を買い一口飲んでそのまま散歩を続けます。天の別所沼は予期していたように閑散としていました。長谷川かな女の句碑「曼珠沙華あつまり丘をうかせけり」を味わいました。埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌し別所沼弁財天に賽銭を入れて柏手を打っておきます。帰路は８時近くになり集団登校をする小学生の群れに出会います。天の一日となり気の毒だと思いました。