演劇論では「恋におちたシェイクスピア」を観賞しました。

 11時42分の南船橋行きで移動を開始しました。車中では幸い座席を確保できたのでドミニック・ローホーさんの『屋根ひとつお茶一杯』(講談社)を読みました。「はじめに」の中にこんな言葉が有ります。私が屋根裏部屋に住みたいと思ったのは、一本の映画との出会いからでした。パリで観た、宮崎駿監督のアニメーション映画『魔女の宅急便』です。ストーリーもさることながら、主人公キキが住んでいた小さな屋根裏部屋を見て、改めて私の望んでいたものに気づいたのです。小さなベッド、板張りの床、そしてその部屋が醸しだす何やら楽しげな雰囲気が、私に新しくもあり、デジャブのような場面を彷彿とさせたのです。」と有りました。南越谷で下車して12時4分の東武動物公園行きに乗りました。大学には12時20分に着き演劇論の第10回の「真夏の夜の夢」と文学の第10回「『道草』を読む」を多文化準備室の助手のMさんに印刷をお願いしておきました。程なくティーチング・アシスタントのS君がやって来て725教室に向いました。演劇論では「恋におちたシェイクスピア」を観賞しました。『ロミオとジュリエット』の初演を背景とし、若かりし日のウィリアム・シェイクスピアと彼を信奉する上流階級の娘ヴァイオラとの恋愛を描く悲喜劇の恋愛映画」と語りました。当時は変声期前の男性少年が女役を演じたこともお話ししました。4限の4年生のゼミでは先ず始めにF君の発表が有りました。「時代ごとの遊びの変遷」と題したもので「調べた結果、庶民の遊びが多種多様になったきっかけは江戸時代からだと分かりました。理由としては経済が安定してきて庶民の間で楽しむ余裕が生まれてきたからだと分かりました。次は『筑摩書房の『ちくま評論選』を輪読しました。上野千鶴子さんの「記号としての身体」を読みました。女性は男性から評価される対象として自己身体を経験している事が説明されました。次は西垣通氏の「聖なるヴァーチャル・リアリティ」を読みました。サイバースペースとはあるまで弱肉強食の資本主義空間であると説明しました。学生諸君の近況を尋ねたら「4週間の教育実習を終え、今日から大学に戻りました。」「最近はレポートが多かったのでとても大変でした。レポートが終わったらどこかへ遊びに行きたいと思っています。「先日、親戚に赤ちゃんが生まれました。まだ首も座っていないですが、とてもかわいかったです。」と有りました。