東京富士美術館で「レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展を観賞しました。

 今日は会議も授業も入っていません。11時43分の各駅停車府中本町行きで移動を開始しました。車中では幸い座席を確保できたのでドミニック・ローホーさんの『屋根ひとつお茶一杯』(講談社)を読みました。「私が小さな住まいと言ってきたのは、ご存じのように屋根裏部屋だけではありません。また、ちっぽけな住まいで暮らすことが、美と洗練を欠く生活を意味するわけではないのです。世の中には、珠玉のような狭小住宅もあれば、森番の小屋と変わりない広さでも贅沢感あふれるアパルトマンもあります。」と有りました。西国分寺で下車して八王子に向います。八王子で下車して北口を出て、西東京バス12番乗り場に向います。程なくバスはやって来て東京富士美術館に向います。「レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展を観賞しました。初めて見る美術展なので期待が高まります。シニア料金1000円を支払って会場に入ると二階の会場に上がるとティントレットの「蒐集家の肖像」が有り椅子に座った男が居て窓からはアポロの彫像が見えます。アンブローズ・デュボア」の「フローラ」は美しい女神が子供を従えていて椅子に座っています。パオロ・ヴェロネーゼと工房の「少年と騎士見習」は少年が犬を連れていて傍らには幼い子供が居ます。ピーテル・ブリューゲル(子)の「農民の結婚式」は多くの農民が結婚式に集まっている画面で花婿と花嫁は判然としないので困ったものでした。アントニー・ヴァン・ダイクの「ベッドフォード伯爵夫人 アン・カーの肖像」は美しい女性の肖像で赤いドレスを纏って髪は金髪です。ホーファルト・フリンクの「犬を抱く少女」は少女が犬を抱いています。犬は眠ったような表情を浮かべて少女に抱かれています。ロラン・トランケスの「夜会の後で」は中心の女性がマンドリンを弾いていて、周りには男性と二人の少女が居ます。エドゥワール・マネの「散歩」は黒い服を着た夫人が立っています。周りは木立ちに被われて、これから散歩に出掛けるのだと思ったことでした。展示室5に入ると「天才ダ・ヴィンチのひみつ」のコーナーが有りジャンキ、自走車などの機械類が展示されています。作者不詳レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく「聖アンナと聖母子」は聖アンナの膝の上に腰掛けた聖母マリアが身を乗り出し、羊と戯れる幼児キリストを優しく抱き上げようとしています。