上野で下車して東京都美術館で「大英博物館展」を観賞しました。

 11時41分の快速新木場行きで移動を開始しました。車中では幸い座席を確保できたのでドミニック・ローホーさんの『人生で大切なことは雨が教えてくれた』(幻冬舎)を読みました。その中にこんな言葉が有ります。「夢を見る技を会得するのは難しい。なぜならばそのための努力が「一切努力しない」というまったく受動的なものだからだ。夢見る方向に思考を持っていくのではなく、逆に自分を放り出し、相手の思う通りにされるがままにしなければならない。」と有りました赤羽で下車して11時57分の快速大船行きに乗ります。上野で下車して東京都美術館で「大英博物館展」を観賞しました。シニア料金1000円を支払って会場に入ると、これで4回目となるのですが、毎回新たな発見が有ります。「古代エジプトの棺」が有り紀元前600年頃の大変古いものだそうです。棺は彩色されていて、人物が描き込まれています。「オルドヴァイ渓谷の礫石器」大英博物館が所有する最古の道具の一つ。タンザニア北部で絶滅した人類の祖先の化石化した遺骸とともに発見され人類も、道具を作る技術もアフリカで誕生したことを証明した。「メソポタミアの大洪水伝説を語る粘土板」はパネルに寄ると「一人の男が船を建造して洪水から家族と「すべての生き物」を救うように神から言い渡される。1972年にこの事実が判明すると、多大な関心を呼び、大論争が巻き起こった。」と有りました。「金製のゾロアスター教徒像」はかなり小さな金の像で吐息を聖なる火を汚さないように、口を覆っていました。一階に上がると「ミトラス神像」が有りハンサムな男性の神で雄牛を殺し、犬と蛇がその血を舐めています。「モチェ文化の壺」は「戦士」「座る人」「座る人」「座る戦士」「眠る男」の五つから成り、それぞれがユーモアに富んだ表情をしています。二階に上がると「柿右衛門の象」が有り、彩色された象で柿右衛門様式はヨーロッパ人の好みによく合いオランダ人によってヨーロッパに送られたそうです。国立西洋美術館の常設展も観賞しました。ロレンツォ・レオンブルーノ・ダ・マントヴァの「キリスト降誕」、ベーテル・パウルルーベンスの「豊穣」、マリー・ガブリエル・カペの「自画像」、ピエール=オーギュスト・ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」、ピエール=オーギュスト・ルノワール「帽子の女」、カミーユピサロの「立ち話」、クロード・モネの「舟遊び」、ウイリアム・アドルフ・ブーグローの「少女」、ジョン・エヴァレット・ミレイの「あひるの子」、ポール・ゴーガンの「海辺に立つブルターニュの少女たち」、ピエール=オーギュスト・ルノワール「「ばらをつけた女」などを楽しんで国立西洋美術館を後にしました。