心理教育過程語学選択オリエンテーションでは母音で終わる開音節が多いことをことをお話ししました。

 9時2分の通勤快速新木場行きで移動を開始しました。車中では幸い座席を確保できたのでドミニック・ローホーさんの『「限りなく少なく」豊かに生きる』(講談社)を読みました。その中にこんな言葉が有ります。「他者に対しあまり執着しないこと、これは「無関心」とは異なります。他者身体やとの関係を「ゆるめ」ましょう。それは、相手との関係をあるがままにしておくことを言います。いちいち評価したり、批判したり、相手の行為を認めたりというような干渉をする必要を感じないでいること。この態度は、すでに強い絆で結ばれている関係に、新たな風合いを与えるというメリットが有ります。」と有りました。赤羽で下車して9時17分の各駅停車鎌田行きに乗りました。上野で下車して国立西洋美術館で「ボルドー展…美と陶酔の都へ…」を観賞しました。先ず1600円のチケットを買って地下三階の会場へ入ると「狩人」の彫刻が有り、パネルに寄ると投擲具を持っていたと考えられるとありました。両足は前後にずらされていて、遠近法的な表現が見られるのも特徴的です。「角を持つヴィーナス」は旧石器時代に作られた豊満体つきの女性像ヴィーナスと呼ぶそうです。ふくよかな手にした原牛の角は豊穣や多産を関係すると言われ、かつては男性像だと見做されていましたが、現在では若い女性像と考えられるとありました。「少女の墓標」は幼くして亡くなった少女のために父親が建てた墓碑で、彼女が生前可愛がっていた動物たちを連れています。子どもが腕に抱いている犬の尻尾に咬みつく雄鳥が、生き生きとした様子を与えています。碑文には「死者の霊に捧ぐ…ラエートゥスー…彼女の灰」と書かれていて亡くなった子どもへの家族の深い愛情が窺われました。地下二階の感情に上がるとジャン=バティスト・ヴァンムールの「スルタンの接見」が有りしかつめらしい画面で異国情緒溢れる画面になっていました。「アンティル諸島ふたりの女たち」はヨーロッパから植民した白人との間に生れたムラートの女性が描かれていて、なかなか顔立ちが整っていました。色鮮やかな南方の島や果実が描き込まれて、女性たちが身に着けている服の赤や青が、暗い背景に良く映えていました。校外学習に来ている中学生の皆さんも多かったですね。アンリ・オラース・ロラン・ド・ラ・ボルトの「ハーディ・ガーディのある静物」は葡萄や洋梨が見事に描かれていて美しい逸品でした。ウジェーヌ・ドラクロワの「ライオン狩り」は人と猛獣の戦いが描かれていてライオンが勝っているように思えました。「ボルドー展」のチケットで常設展も見られるので見てみました。ヤコボ・デル・セライオの「奉納祭壇画:聖三位一体、聖母マリア、聖ヨハネと寄進者」はキリストが磔になっていて、その下に嘆き悲しむ人が見られます。ヨハネス・フェルメールに帰属の「聖プラクセデス」は美しい女性の聖人で殉教者たちを看護し、遺体を埋葬したそうです。ピエール=オーギュスト・ルノワールアルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」やカミーユピサロの「立ち話」などの定番の作品を眺めて国立西洋美術館を後にしました。
 心理教育過程語学選択オリエンテーションでは母音で終わる開音節が多いことをことをお話ししました。そのためフランス語は良く響く言語であることもお話ししました。後置アクセントが置かれ柔らかな感じを与える言語で有ることもお話ししました。その他は学校側が用意したスライドに従ってお話ししました。