午前中は埼玉県立近代美術館で「キネティック・アトー展 動く、光る、目がまわる!」を観賞しました。

 午前中は埼玉県立近代美術館で「キネティック・アトー展 動く、光る、目がまわる!」を観賞しました。1000円のチケットを買って二階に上がると、フランコ・グリニャーニの「動力学2T」が有り、視覚の歪曲や緊張と誘導、その加速によって知覚プロセスをコントロールする研究をしケルビン」たそうです。フランシスコ・ソブリノの「動悸S」は白黒の丸い形をしたものが置いてあって何だか良く分かりませんでした。隣には動いている画面も有って「動悸S」が動いていて不思議な感じをしたものでした。ヴィクトル・ヴァザルリの「多色3ケルビン」はパネルに寄ると、その表現をみずから「万人のための芸術」と述べ、心理的な意図も、解説も、解読すべき象徴的な表現も理解するべき背景も一切いらないとしたと有りました。一階に降りてMOMASコレクションを観賞しました。ジュール・パスキンの「眠る裸女」は美しい女が裸で眠っています。髪は茶色で豊満な肉体を持っています。キスリングの「リタ・ヴァン・リアの肖像」は大きな眼をした少女の肖像で赤いマフラーを巻き、黒いドレスを着ています。オーギュスト・ルノワールの「三人の浴女」クロード・モネの「ジヴェルニーの積みわら、夕日」ジュルジュ・ルオーの「横向きのピエロ」などを楽しんで埼玉県立近代美術館を後にしました。
 午後は12時21分の快速大船行きで移動を開始しました。板橋で下車して徒歩で三田線新板橋に向います。終点の西高島平で下車して、徒歩で板橋区立美術館に向います。650円のチケットを買って二階の会場に上がるとナタリー・プダロフの「青い犬への手紙」が有り、クロウタドリ、花、ここはどこ?、夢、ルーシーの連作が有りクロウタドリには背景に手紙らしきものが描かれていました。シモーネ・レアの「風船屋さん」は楽しい絵本で「風船屋さんの恋人はトラックを開けてキャンディーを売る」などのテロップが付いていて楽しかったですね。風船屋さんは「みんなが歩き出すその瞬間から、そのことを知っている」は青い色に塗り潰された画面で家も人々も青くなっています。幻想的な風景でうっとりとしたものでした。武政涼の「ぼくの街」の「秋が来る」は公孫樹の葉が色づいていて子どもたちが神社の境内で遊んでいます。カタリーナ・ゾブラルの「アシンパ」は小母さんが背を伸ばして高い書庫から一冊の本を引き抜いている光景で、隣に梯子が有り、なぜそれを遣わないのか不審に思ったものでした。