東京都美術館で「伝説の洋画家たち」を観賞しました。

 12時1分の快速新木場行きで移動を開始しました。車中では車中では幸い座席を確保できたのでジャン・グルエニの『孤島』(竹内書店)を読みました。その中にこんな言葉が有ります。「長年、私は猫をほしいと思っていた。−−研究のあいまに私の相手をしてくれて、私の恒常の思想、私の唯一の幸福を形成しているものに、私をもっとたびたび近づけてくれるような猫を。おそらく、私の生来の感情に従ったならば、むしろ犬をえらんだであろう。私の生活をめぐってそそがれる犬の熱意、その態度の率直さ、そのはずむ心は、それが人間においても愛すべきものであると私に信じさせたであろう。」と有りました。赤羽で下車して12時14分の快速磯子行きに乗り上野を目指します。上野で下車して東京都美術館で「伝説の洋画家たち」を観賞しました。柳敬助の「白シャツの男」が有り白いシャツと赤い蝶ネクタイを付けたハイカラな青年が絵か描かれていて、なかなか美貌の男でした。村山槐多の「庭園の少女」は卓越した独特のデッサンとほの暗い色調や陰影の形を持って描かれていて落ち付いた雰囲気の作品となっています。松岡正雄の「村の子供達」は元気そうな少年達が四人居て故郷の奈良県宇陀郡榛原町で近所の子供達を描いた作品で、田辺至に西洋画科の学生に見せるよう勧められるほど感心されたと有りました。K.ジェレニェウスキーの「春」はパネルに寄るとロシア生まれのポーランド人画家で湖の辺に家々が建ち並び向こうに山が見えて感動するような美しい風景です。国枝金三の「都会風景」はパネルに寄ると研究所の窓から信濃橋の交差点と奥に伸びる本町筋を描いている、写生カリキュラムの一環として手本をなっていました。示したのかも知れない。有りました。一階に上がると佐伯祐三の「リュ・ブランシオン」が有り左側に建物が有り、右には並木が有り美しい光景です。里見勝蔵の「女」は赤い頰をした女で乳房も剥き出しにしている女で背景には黒と白が描かれていて頰の赤を引き立てていました。野間仁根の「ぜ・ふうむるん」はドレス姿の女性、日本髪の着物の女性、馬、馬にまたがるシルクハットの男性、鳥や花などを描き込まれていて楽しい画面になっていました。「キュッパのびじゅつかん」も観賞しました。山本コレクション世界タイル博物館が有り草花や鳥がいて楽しかったですね。国立西洋美術館の常設展もシニアは無料で見られるので見てみました。ティツィアーノ・ベッチェエオと工房「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」ベーテル・パウルルーベンスの「豊穣」同じ作者の「眠る二人の子供」などを楽しんで国立西洋美術館の常設展を後にしました。