セルジュ・レジアニ朗読のプレヴェールの詩です。

takuzemi2007-10-16

朝から先ずはフランス語の授業が3駒並んでいます。1限のクラスではジャック・プレヴェールの詩「君のために恋人よ」を板書して読んでみました。ずいぶん昔に先輩からダヴィングさせてもらったお宝物のセルジュ・レジアニの朗読のテープがあります。学生諸君に聞かせたら水を打ったようにシーンとなりました。何とも素敵な声なのです。・・・「君のために恋人よ」は実は複合過去を学ぶための伏線です。一般の他動詞と場所の移動に関する自動詞の二つの種類の用例がどちらも詩の中に出てくるのです。テクストに戻って複合過去を学びました。(今日は動詞にavoirを用いる一般の動詞の方だけを説明しました。)ビデオを少々見て1限はお仕舞いです。
2限は堀田善衛氏の『ゴヤ』と『ミシェル 城館の人』の内容を少々お喋りしてから本題に入って「アミカルマン」を読み進めました。読章の残りを片付けてから代名動詞の四つの用法について解説しました。この文法項目の説明の時には必ず漫画を黒板に板書して図解します。「再帰的用法」「相互的用法」「受動的用法」などです。何とか無事に午前中の授業を片付け混雑を極める学生食堂で昼食を取って一休みしました。・・・午後の3限も頑張りました。こちらでは少々、オルセー美術館のビデオを楽しみました。(写真は721教室の窓の外の柘榴の木です。)