寺山修司の『身毒丸』のDVDの後半を楽しみました。

昼休みには学生諸君を面談に呼び出してあります。3年ゼミ生のMさんも質問に来ました。Mさんはすっかり研究室に質問に来る常連になってしまいました。質問に答えているうちに自分の中に色々なアイデアが沸いてくるようで「対話的原理」を感得してしまいます。

午後は少々、雑用を片付けました。研究室の中を整理したり、今週の講義や会議や学生対応の流れを頭に入れ直しました。手帳に張り付けてある付箋紙の「今日の予定」もチェックしておきました。そのうちに4限の「フランス語5」の時間が来ました。今日もO君と『星の王子さま』を読み進めました。小さな王子がバラの花と別れて小惑星を後にするまでの切ない部分を読み上げました。次回からさまざまな星を巡る王子の後を追いかけることになります。
5限の4年生のゼミでは就職活動についてのアンケートに答えてもらってから、私のUSBメモリーの中のデータを少々見てもらいました。今日の発表予定のA君が資料作成が間に合わなかったので、寺山修司の『身毒丸』のDVDの後半を楽しみました。白石加代子の撫子(なでしこ)は素晴らしい迫力です。藤原竜也身毒丸(しんとく)も捨て身で演技しています。蜷川幸雄の演出が幻想と不条理の反=世界を見事に成立させてしまいました。