「湯けむり横町」まで遊びに行きました。

午後もルイ・アラゴン著/稲田三吉訳『ブランシュとは誰か 事実かそれとも忘却か』(柏書房)を読み続けました。私がこの本の原書(Blanche ou l'oubli)を初めて読んだのは30数年も前の大学院生だった頃のことです。Folio版の分厚い廉価版に色々と書き込みをしながら没頭して読んだことを記憶しています。(実は稲田三吉先生のゼミで発表会を企画していただき、『ブランシュ』について90分程も話す機会を与えていただいたこともありました。)・・・今でもアラゴンの後期小説を研究対象としている私ですが、稲田三吉先生の『アラゴン研究』(白水社)はとても越えられそうにありません。「学恩」という言葉は大袈裟ですが、アラゴンの勉強に関しては稲田三吉先生に、漱石の勉強に関しては熊倉千之先生に多くのものをいただいたと感謝しています。
午後は一休みして大宮の「湯けむり横町」まで遊びに行きました。大宮駅前発午後2時の送迎バスで温泉に移動し、ゆっくりと源泉などを楽しみました。とんぼ返りで3時半の送迎バスで大宮駅に戻りました。駅前のSofmapでEmEditorのパッケージ版を物色しました。買おうか買うまいか思い悩んだのですが、もうしばらく無償版を使ってみてから決めようということになりました。(ジョルジュ・ペレックを読んでいるM君、ブリュネルを読んでいるFさん、ぜひEmEditorの無償版を使ってみてください。素晴らしいですよ。o(^0^)o)(写真は別所沼の緑の木々のスナップショットです。緑が燃え上がるような印象を受けます。)