相棒のFさんと「ランボー読書会」を楽しみました。

 2限の時間帯は相棒のFさんと「ランボー読書会」を楽しみました。今日もブリュネルのランボー研究書を読み進めていきました。一行ずつ音読してから訳文を考えていきます。訳文の精度を上げるのに苦労します。今日は蒸し暑いお天気のためもあってか、90分の奮闘努力ですっかり草臥れてしまいました。
 来週の文学のハンドアウトを用意しました。次回は漱石から少し離れて「レトリックの周辺」と題して語ってみようと思っています。メインの部分は言語学者佐藤信夫先生の『レトリック感覚』(講談社)の内容を紹介するところです。「常識的なことばづかいによっては容易に造形されえない発見的な認識は、やむを得ず常識からやや逸脱した表現を必要とする」という部分に共感させられます。
 3号館1階のキャリア支援課に出掛けました。これから就職活動をスタートさせる学部3年生を対象とした「キャリア支援課ツアー」を申し込むためです。学生諸君の中にもキャリア支援課は「なかなか入りにくい」とか「入ってもどうしてよいかわからない」などの声も聞かれます。ツアーがそうした状態を乗り越える切っ掛けになってくれれば幸いですね。
 3限の時間帯はゼミのテクストを教材研究したり、本橋哲也氏の『侵犯するシェイクスピア』(青弓社)を拾い読みしたりして過ごしました。今日は『マクベス』と『リア王』に関わる章を読みました。5限の3年ゼミの報告はまた明日のブログでお伝えします。(写真は本橋哲也氏の『侵犯するシェイクスピア』の表紙です。大変に挑発的な本ですね。)