「音声認識ソフトを使ってみたいが、たく君知らないか?」と言います。

takuzemi2012-07-23

 朝は9時25分に家を出ました。武蔵野線西武線を乗り継いで狭山市の駅に出ました。狭山市駅からは西武バスで狭山台団地まで移動しました。終点のバス停で下車して農道を5分ほど歩くとやっと菩提寺の天岑寺に着きます。寺の裏山では久し振りに黄色い蝶を見掛けました。森を抜けると木々のトンネルが続いています。この緑のトンネルを抜けて山門の前に出ました。
 寺の本堂の中からは盛んに読経の声が聞こえてきます。11時前にはかなり気温も上がり、強烈な陽光が照りつけてきます。集まった人々はテントの中や日陰を選んで長い読経の終わるのを待っています。そんな中で懐かしい人にお会いしました。文教大学日文科で書道を教えていたY先生にお会いしたのです。お元気ですかと声を掛けて再会を喜び合いました。教育実習委員を一緒にやっていた時期もありました。
 手提げのユニクロの鞄の中でiPhoneがぶるぶると震えています。見れば大学時代からの友人のI君から電話が入っています。読経の声が騒々しい本堂を逃れて裏山の方に移動しました。そのうちに一緒に飲もうよというのが一件目の用件でした。もう一つは美術館巡りをテーマにした本を一冊書くことになったと言うのですね。「音声認識ソフトを使ってみたいが、たく君知らないか?」と言います。iPhone用のアプリのDragon Dictationと音声認識mailを教えておきました。それにしても八ヶ岳あたりに籠もって一夏を本の執筆に充てるなんて羨ましい限りですねえ。