ちょっと早いのですが夕方には行きつけのRainbow Cafeに出掛けました。

 狭山市の天岑寺まで行っては帰る電車の中では穂村弘・山田航『世界中が夕焼け』(新潮社)を読みました。穂村弘さんの短歌の短歌評を山田航さんが書き、その短歌評に穂村弘さんが再び評を書くという手間が掛かった作品です。一種のゲーム性も感じ取れるような構成です。
 言葉の遊びと呼ばれるジャンルがあります。回文や連句なども含まれると言って良いでしょうか。言葉の意味よりも音やリズムの方が言葉の遊びの中では重視されます。けれども漱石の『門』の中に「ぎろり」や「ごろり」といった「Gの畳韻」を聴き取り、それを野中宗助の「父母未生以前本来面目」と結び付ける研究者もいるのです。こんな人は言葉の遊びの方もさぞかし達人なのでしょう。
 GTD(Getting Things Done)のノートを引っ張り出して今週の「やるべきこと」を箇条書きにして書き出してみました。7月27日の金曜日には春学期の授業も全て終わる予定です。夏休みには秋学期から新しく始まるオムニバスの授業の講義録も考え始めなければなりません。夏休みは我々教員に取っては本来ならば仕事を仕込むための「稼ぎ時」のはずなんですね。
 ちょっと早いのですが夕方には行きつけのRainbow Cafeに出掛けました。中生の麦酒をいただいて茫洋とするのが好きなんですね。昔のことを想い出しながら30分ほどの時間を過ごすのが楽しみです。時にはブログに書きたい思い出がよみがえったりもします。