それからエーベカトル・ケッツアルコアトルに挨拶をしておきました。

takuzemi2014-12-11

 いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。夏目漱石の『三四郎』を精読して切り抜いてファイルに投げ込んでおきます。今日は理詰めの野々宮と美禰子の会話が中心です。挿絵の乞食が哀れで同情してしまいました。しつもん! ドラえもん」の質問は「虹は光の色が分かれてみえる現象だよ。光がいろんな光を含むのはだれかな。」と有って全く分からなくて困ったものでした。答えはニュートンで手広く研究を進めていたことが分かりました。
 7時30分に家を出て別所沼まで散歩に出掛けました。天気予報では今日は雨になると言うので折り畳み傘を革ジャンパーの胸ポケットに入れてきています。この時間帯はつまらなそうな顔をした通勤客や通学客などしか見られないのですが、傘を持っている人が意外に少ないですね。いつものように埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌しました。それから別所沼弁財天に賽銭を入れ柏手を打っておきました。工事関係者の方々が円陣を組んでラジオ体操をしていました。それからエーベカトル・ケッツアルコアトルに挨拶をしておきました。この風の神は健康、豊作および知恵を市民にもたらす恵の神だと言われています。何とも異形の神様ですね。
 それから期日前投票に出掛けました。近くの区役所の一階で投票が出来るので簡単に済ませることが出来ました。家人も息子も仕事に出掛けてしまったので、書斎に閉じ篭もってしばらく読書の時間を持ちました。加島祥造さんの『伊那谷老子』(朝日文庫)を読んだのですが「ケチな権威や形式なんかふっとばせ、気取らずに、もっと自由に行きよう」と言う言葉に深い共感を感じたものでした。