「背・背中・背後」を読んでみました。

昼休みには3年ゼミ生のMさんとお喋りを楽しみました。ジッドの小説技法を巡ってのお喋りとなりました。・・・午後の3限と限とは何とか時間が確保できたので「器械的」なコピーの作業を2時間ほど掛かって片付けました。約2000枚ほどのコピーを取るという仕事でした。
肉体労働の連続で相当に身体がぼろぼろになっています。3年ゼミで読む予定のプリントも教材研究が充分ではありません。それでも5限の始業のチャイムが近づいてきました。慌てて資料やら教材やらをかき集めて12号館の教室に移動しました。ゼミの導入部ではスクリーンに提示機で和田茂夫著『「手書き」の力』(PHPビジネス新書)を映し出して簡単に内容を紹介しておきました。私が数日前から利用しているA6のTODOも見てもらいました。・・・今日は小池昌代さんの「背・背中・背後」と題されたエッセーを全員で読んでみました。自己の意識の世界から排除された死角としての「背後」を探ろうとする詩人の認識のプロセスが見事に語られていました。ゼミが終わって暗いキャンパスに出ると教室の窓の明かりが暖かく感じられます。草むらでは虫の音の大合唱です。(自転車置き場の明かりが妙にまぶしく感じられます。)