2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

M君と「ベケット読書会」を楽しみました。

朝は起き抜けにベケットの研究書のコピーを、電子辞書を引きながら少々読んでおきました。(今日はM君とのベケット読書会が予定されているのです。)8時過ぎには家を出て大学に向かいました。昨日、最高気温の記録が出た埼玉県の熊谷は何とも暑い町ですが…

越谷でも最高気温が40.4度の猛暑です。

読書会を終えてから大学の近くの食堂まで食堂まで昼食を食べに出掛けました。炎天下を歩いていたら向こうから自転車が二台走ってきます。片方の自転車に乗っているのは職員のAさんです。実は私と同じマンションの住人で同じ職場の労働者です。「目茶苦茶暑…

Fさんと「ランボー読書会」です。

何とも暑い日々が続きます。最寄りの北越谷の駅から大学に移動するうちに、汗まみれになってしまいます。頭の天辺が焼け付くような暑さなのです。今朝も研究室に着いて早速、クーラーのスイッチを入れます。なかなか部屋が涼しくなりません。汗がひくのを待…

水村美苗さんの「男と男」と「男と女」とは?

午後の3時を回ったら露骨に作業の能率が落ちてきました。早めに作業を切り上げて帰路に着きました。春日部回りで大宮に出て、LOFTのジュンク堂に寄りました。岩波文庫の夏目漱石『倫敦塔 幻影の盾』とワイド版 岩波文庫の『三四郎』を買っておきました…

ゼミの学生諸君のレポートの出来は?

Sさんの「カフカ『変身』 グレーテの秘密」は、ある朝、目が醒めたら虫に変身していたグレゴール・ザムザの物語を、グレゴールではなく妹のグレーテに身を寄せる形で読み解くレポートで、この視点の移動が新鮮な切り口を生んでいました。漱石の作品を扱った…

「終戦の日」です。猛暑が続きます。

暑い日が続きます。今日は朝から研究室に篭って春学期の採点の作業に追われました。九時前からフランス語のペーパーテストの採点に取り掛かり、二時間半ほど掛かって何とか採点を終了しました。閻魔帳に素点を転記してから、北越谷の駅前まで昼食に出かけま…

レポート執筆の基本をおさえよう。

午後もレポートを読み続けました。レポートの基本的な書き方を分かっていない諸君がいます。何と「です、ます」調で書いてくる人がいます。せめてレポートは「○○だ」とか「○○である」で行きましょう。それからレポートの冒頭には題名と学籍番号・氏名は不可…

一日、「文学」のレポートを採点して過ごしました。

相変わらずの熱帯夜です。燃え上がるような青空が窓の外には広がっています。余りの暑さに5時半には目が醒めてしまいました。居間の食卓の上をきれいに拭き清めてからブリュネルのランボー論を少々訳してエンジンを掛けました。・・・しばらく頭が目覚める…

倒木上更新

屋久島の奥深い森の中で 倒れた木々の上に 小さな屋久杉の目が芽生えていく 豊かな水と霧に育まれて 芽生えた芽は若々しく育っていく しかも倒れて死に絶えた古木に根を張って 倒木上更新 トウボクジョウコウシン その音が不思議な呪文のように 私の頭の中で…

「史上最も暑い8月?」の空が広がっています。

窓の外には「史上最も暑い8月?」の空が広がっています。家人が久し振りに仕事がないので、午後は雑司ケ谷あたりを散歩しようかとも思いましたが、窓を開けてみると炎天下を歩き回る天気ではありません。午後もレポート読みやら読書やらで過ごしました。・…

「胸を借りる」という言葉があります。

連日の熱帯夜です。眠っているうちに汗だくになってしまいます。起きてもなかなか頭がすっきりしません。しばらくブリュネルのランボー論を訳してエンジンを掛けます。剣道で言えば素振りみたいなものでしょうか?・・・しばらく調子を上げてから文学のレポ…

姜尚中さんの『知るを楽しむ 夏目漱石』を見直しました。

駅前のスーパーマーケット「マルエツ」で海草サラダとチッキン、メンチカツなどを買ってきて昼飯にしました。午後はOFFにして小林賢太郎氏の『LENS』を見て過ごしました。帽子投げが決まると客席から喝采が挙がります。まさしく観客に愛されている舞…

講義録の種が昼前には完成しました。

藤井淑禎編『日本文学研究論文集成26 夏目漱石1』(若草書房)所収の松下浩幸「『三四郎』論−「独身者」共同体と「読書」のテクノロジー−」を要約して抜き書きを作りました。面白い論文です。『三四郎』に出てくる広田先生、野々宮君、画家の原口などの織り…

「文学」のレポートを読み進めています。

午後は「文学」のレポートの採点に取り掛かりました。まだ50点ほどしか目を通していません。残部が200ほどあるわけです。面白いものがあると「精読」してしまうので先に進まなくなります。・・・日文3年Tさんの「夏目漱石『こころ』における「静」の…

メタセコイアの森の底に沈みました。

昨日は帰宅して郵便受けを見たら小包が届いていました。Amazonで注文しておいた芳川泰久さんの『漱石論』です。ネット上で捜し出して札幌の「セカンズ澄川店」から送られてきたものですが、ほとんど新本同様の美しい本で満足しました。本当に便利な時…

今日は学内をあちらこちらと移動しています。

体育館まで出掛けていって夏合宿中のトランポリン部の諸君に挨拶しました。何しろ冷房のきかない館内ですので全員汗びっしょりになって頑張っています。OBのお二人も参加してくださっていました。 図書館に移動して漱石の研究書を何冊か借りました。もう沢…

ゼミのOBの諸君のうわさを聞きました。

学生食堂に行こうと研究室を出てエレベーターで二階に降りたら、人間科学部の助手をやっているA君と出くわしました。私のゼミの卒業生です。先日、ゼミのOB仲間数名で集まって暑気払いで盛り上がったと言います。宮崎駿で卒論を書いたIさん、寺山修司で…

講義録の種を研究室で作りました。

昨日で「20年研修」に仕事が片付いたので内心ほっとしています。私は実は小心者なので人前で話しをするのは本当は苦手なのです。今朝は大きなストレスがなくなって気楽な朝です。早めに大学に移動して研究室で講義録の種を少々キーボードから打ち込みます…

「埼玉県教育委員会20年経験者研修」

午後2時50分から4時20分までが「埼玉県教育委員会20年経験者研修」の私の持ち時間です。小学校、中学校、そして高等学校で教鞭をとっている現役ばりばりの先生方が60人以上も熱心に集まっています。私は「フランスに学ぶ国語意識」と題してフラン…

卒業生のWさんと会ってお喋りしました。

昼休みには「埼玉県教育委員会20年経験者研修」の行われる3号館3301教室のスクリーン操作用コンソールを確認してから学生食堂に降りて慌ただしく昼食を取りました。トランポリン部の諸君が声を掛けてくれます。今日から合宿なのです。・・・12時4…

2限はFさんと「ランボー読書会」です。

朝から大学に移動しました。研究室に入って先ずは「埼玉県教育委員会20年経験者研修」の資料を点検しておきます。いつもの講義でも同じことなのですが、私はぎりぎりの開始寸前まで話す内容が固まらない教員なのですね。フランスの作家アラゴンは自分がこ…

トランポリン部の諸君、合宿を頑張ってね。o(^0^)o

テクストの打ち込みに疲れたのでキャンパスに降りて散歩をしました。木々の下は蝉の声でにぎやかです。蝉時雨と言うわけです。キャンパスを回っていたら「クラブ棟」でたむろしている学生諸君がいます。近付いてみたら私が顧問をしているトランポリン部の諸…

柄谷行人氏の論文から色々と空想しました。

漱石の「文」について柄谷行人氏が語っていることを読んで色々と想像を逞しくしました。柄谷氏はこの「文」を例えばバフチンの「カーニバル的なもの」に比べたり、フロイトの「エス(無意識)」に比べたりしています。まだ萌芽状態の混沌とした可能性を失っ…

明日の講義の下準備で過ごしました。

朝は少々、我が家でゆっくりしました。9時過ぎに家を出て移動を開始しました。南越谷の旭屋書店に寄り道して新書を二冊ほど買ってから北越谷に移動しました。駅から大学までの道も炎天下です。汗だくになってしまいます。・・・午前中はブリュネルの翻訳を…

柄谷行人著『増補 漱石論集成』を読み始めました。

以下は柄谷行人著『増補 漱石論集成』(平凡社ライブラリー)より抜き書きです。(『こころ』の先生が殉死した)「「明治の精神」とは、いわば”明治十年代”にありえた多様な可能性のことです。」・・・「漱石が「明治の精神」と呼ぶものは、明治二十年代に整…

何とも暑い日が続きます。参りました。

熱中症までは行かないまでも完全に夏バテ気味です。朝は起きたものの頭がぼんやりして調子が出ません。無理はせずに今日はOFFにすることに決めました。ベランダは朝から32度を超えている暑さです。滅多にクーラーを入れない家人が珍しくクーラーを入れ…

卒業生A君の近況をN先生が教えてくれました。o(^0^)o

読書会を終えて学生食堂に移動したら、またM君に会いました。一緒に昼飯を食べながら、あれこれとお喋りしました。研究室に戻って、今度はブリュネルの翻訳に取り掛かったら、人間科学部のN先生から内線電話が掛かってきました。「学食で先生を(つまり、…

面接の時の心構えは何だろうか?

盛岡の「父母と教職員の会」支部総会でお会いした湘南の竹田・情報学部学部長からお聞きした話を思い出しました。就職活動の山である面接の時の心構えです。会社側の担当者は学生のアルバイトの体験などについて聞きたがってはいないと先生は言います。面接…

ロンドンの煙突とベケットの読書会を楽しみました。

今朝は9時には研究室に入って、読書会の下調べに取り掛かりました。相棒のM君が熱心なので、こちらも手が抜けません。しばらく辞書に当たりながら予習をしていたら、隣の研究室のK先生が顔を見せました。A4ほどの大きさに拡大して現像した写真を何枚も…

ジュンク堂まで本を探しに出掛けました。

午後は池袋のジュンク堂まで本を探しに出掛けました。お目当ては昨日紹介した芳川さんの本です。色々と書き込みをしながら再読しようという魂胆で探しに行ったのですが見当たりません。代りに真銅正宏著『小説の方法』(萌書房)と東京都高等学校国語教育研…