2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Wzエディターとeuroeditで試験問題を作る。

午前中は来週の火曜日に試験となるフランス語1の試験問題を作成しました。以前、このブログでも紹介したことのあるWzエディターとeuroeditというマクロの組み合わせで、アクサンやセディーユなどのフランス語の特殊記号を簡単に入力することができます。…

「風信子荘」の窓からは初夏の風が吹き抜けてきました。

やっと晴れ間が顔を出したので、別所沼まで久し振りにランニングに出掛けました。しばらく走っていないので身体がなまっている感じです。お若い三人組の主婦の方たちが楽しそうにお喋りしながら走っています。負けないように頑張って後を着けていたらペース…

メリメの『イールのビーナス』の原文を見つけました。

朝は漱石の『野分』に出てくるメリメの短編が気に掛かって、Webで調べてみました。中野君とおぼしき男が上流階級のお嬢さんとおぼしき女に蘊蓄を傾ける場面で引用されているビーナスの銅像が祟るという怖い話です。「だって、メリメの本を貸しちまって一…

「勅使河原宏展」を見物に出掛けました。

午後は雨も小降りになりました。家人と北浦和の埼玉県立近代美術館まで「勅使河原宏展」を見物に出掛けました。台風の余波が続いているので公園にもひとけがありません。企画展も客の数が少なくて、ゆっくりと見られました。先ずは入り口から入ると、いきな…

来年度の講義録をあれこれと夢想しました。

台風が接近しています。大変な湿気です。残念ながらランニングにはとても出掛けられません。自宅の居間で本を読んだり、メモを取ったりして朝の時間を過ごしました。春学期の「文学」の講義が終わったので、来年度の講義をリニューアルするための計画を色々…

研究室で色々と物思いに耽りました。

今朝は授業もないので、ゆっくりと大学に移動しました。研究室を少々片付けてから、学生食堂で昼食を済ませました。いつものように「B定食の副食、サラダ、みそ汁」の組み合わせです。ご飯は食べません。ゼミ生のKさんを見かけたので、少々お喋りしてから…

大きな活字の本がありがたいこの頃です。

漱石の『抗夫』と『彼岸過迄』を開いて、活字の大きさを比べてみると、同じ新潮文庫なのですが、ずいぶん違います。『抗夫』は昭和五十一年七月三十日発行、平成十六年九月二十日三十刷改版、平成十八年五月十六日三十二刷です。つまりごく最近に「改版」さ…

教育学部語学選択オリエンテーションが行われました。

5限は教育学部の語学履修に付いてのオリエンテーションが入っています。教育学部の教務委員長のN先生、ドイツ語のN先生、中国語のW先生、そしてフランス語の小生と教務課の職員のSさんたちの立ち会いです。火曜日にも同様のオリエンテーションがあった…

今日は春学期の最後の授業です。

朝は大宮に移動してLOFTのジュンク堂に寄りました。近所の書店では入手できなかった本を一冊買い求めて春日部経由で大学に移動しました。午後は先ずはフランス語1の授業を頑張りました。試験の注意を学生諸君に告げてから後半の時間でルーブル美術館と…

福島泰樹さんの短歌絶叫コンサートです。

昨日は「文学」の講義を終えてから学食で遅い昼食を済ませました。研究室に戻って芒洋としていたら4年生のSさんが来ました。聞けば「先週休んでしまったので、レポートの課題を教えて欲しいのです」とのことです。課題の狙いを解説して、しばらくお喋りし…

受講生のみなさんは良い夏休みを!

午後は「文学」の講義の最終回でした。アラン・ロブ=グリエの連続講義を紹介する形で70分ほど喋りました。教材提示機でハンドアウトの要点を大きく印刷した「カンバン」をスクリーンに映し出します。ロブ=グリエが言及しているフローベールやカミュの本…

今度は『彼岸過迄』に取り掛かるつもりです。

木曜日は毎週、Fさんとランボーの研究書を読んでいます。「ランボー読書会」です。今日もブリュネルという研究者が書いた原書を二人で訳していきます。Fさんが作ってきた下訳を二人で点検しながら解読を続けます。原文を音読して訳文を検討して朱筆を入れ…

「ロブ=グリエ文学講義」の手書きのノート!

研究室の中で長いこと行方不明になっていた大切なノートがスチールの本棚の間からひょっこりと出てきました。表紙には油性のネームペンで黒々と「ロブ=グリエ文学講義」と書いてあります。実は2003年の夏の思い出のノートなのです。この年の夏は思いの…

「先生の助手プログラム」の進行予定は?

鬱陶しい梅雨空が続きます。今日は「会議日」です。文学部の三人の教育実習委員である日文科のY先生、中文科のU先生、そして私が集まって「先生の助手プログラム」の今後の進行予定を詰める作業をしました。先ずは9月に出掛ける学生諸君を対象とした説明…

江部康二・高野邦子著『糖質制限食 夏のレシピ』をお勧めします。

このブログをご覧の皆さんの回りには肥満やメタボリックシンドローム、あるいは糖尿病で悩んでいる方はありませんか? 私のブログで何度か紹介した京都の高雄病院理事長の江部康二先生がまたまた新しい本を出しました。江部康二・高野邦子著『糖質制限食 夏…

森田芳光監督の映画『それから』を見ました。

昨夜は夏目漱石原作、森田芳光監督の映画『それから』を駅のビデオ屋さんで借りてきて見ました。(手持ちのビデオは巻きが悪くなって映らなくなってしまいましたので。)何度も見ているのですが、松田優作の演じる代助が素晴らしい。中村嘉葎雄の演じる兄・…

元荒川もどんよりとした表情を見せています。

梅雨空が続きます。元荒川もどんよりとした表情を見せています。小雨の降る出津橋を渡って大学に向かいます。・・・午後はフランス語1の授業です。今日は代名動詞について説明しました。再帰的、相互的、受動的、本来的の四つの用法は黒板にマンガを描きな…

ベケットの原書を11冊も見つけました。

早めに大学を後にしてお茶の水に向かいました。今日は神保町の古書街を散策するつもりです。お茶の水橋口改札を出て明治大学の前の長い坂を下ります。東京マッキントッシュ・ユーザーグループ(TMUG)の例会に通っていた「マックフリーク」だった昔を思…

学ぶことに貪欲な若い人々が頼もしいですね。

午後は卒業生のM君とベケットの読書会です。今日も研究書のコピーを読んでいきます。私は今日は頭がぼんやりしていて、M君の方がずっとすっきりです。塾で大学院志望の生徒に難しい英文を教えているので「,」などの読み取り方が上手くなったと言います。私…

今朝は『虞美人草』を読了しました。

先日から夏目漱石の全作品を読んでみようと思い立ちました。中学、高校生の頃に良く読んでいた記憶があるのですが、気が付いたら未読の作品もいくつも有ります。今朝は『虞美人草』を読了しました。登場人物は大学を同期で出た三人の青年、外交官志望の宗近…

谷中から上野まで日曜の午後を楽しみました。

日曜日です。午後は谷中、千駄木、根津、上野と散歩を楽しみました。先ずは日暮里で下車。谷中の墓地を散策しました。朝倉彫塑館に立ち寄って彫刻と和洋折衷の建築を見学しました。谷中銀座をぶらついてから対岸の団子坂へ移動しました。鴎外記念図書館(文…

日文のU君から楽しいお便りをもらいました。(以下です。)

山本先生の授業も、あと一回になりました。 山本先生の授業は、面白くて好きです!一度だけ研修セミナーで休んだ一回が、残念で仕方ありません。 漱石の作品を、自分はあまり読んだ事がありません。 どちらかというと、芥川の作品を読む方が多かったです。 …

午後は研究室でしばらく作業しました。・・・

漱石を読み始めたら面白くて止まりません。来年度の「文学」の講義は、読者に多様な読みの可能性を許容する漱石の『三四郎』を前面に押し出すかたちで、全面的にリニューアルを図ろうかと思っています。そのための決心を固める意味で、構想ノートを新たに一…

3年ゼミ生のS君がテレビに出ます。

昨日の3年ゼミではS1君、S2君、そしてM君の三人がテクストの7章をまとめて来てくれました。数日前にブログで紹介したスコールズの方法が出てくるところです。石原千秋先生のゼミ生の下田君のレポートも紹介されています。先ずは当時の社会状況という…

「別所沼ランニング倶楽部」の2周年!

2007年7月7日です。7並びの今日はやまもとにとって嬉しい記念日です。何しろ会長兼会員1名のみの「別所沼ランニング倶楽部」の2周年の日なのですね。朝はゆっくりと起きて自宅の居間で読書をして過ごしました。9時近くなってからランニングのスタ…

人間科学部 臨床心理学科 2年のKさんのメールです。

先週の講義(6月28日)で見た、ビデオの感想を送りたいと思います(^−^)・先週のビデオを見て、一番驚いたのは、アトムの歌の作詞は谷川俊太郎さんがしていたということです!谷川さんってずいぶん長生きしていらっしゃるんだな〜と思いました。・確か、家…

加藤先生の注釈のおかげで『星の王子さま』も面白い。

4限はOさんと『星の王子さま』を読みました。星巡りの章が始まったところで「王様」のトークが延々と続きます。ところどころ難しい表現に出くわすのですが、加藤先生の注釈のおかげで何とか無事に読み進めました。授業が終わってからOさんとおしゃべりを…

今日はフランス語1はオーラルの試験です。

テクストの対話の部分の読みを練習してきた学生諸君に読み上げてもらって採点します。採点基準は 1.単語の読みが正確にできているか? 2.リエゾンやアンシェヌマンができているか? 3.rの発音に努力のあとが見られるか? 4.後置イントネーションの感じが出…

「先生の助手」プログラムに参加する学生諸君に。

昼休みは「先生の助手」プログラムに参加する予定の小学校教員免許取得希望者の学生諸君を研究室に呼び出しています。ばらばらにやって来るのを待っているので昼飯は早めに済ませて待機します。やって来た学生諸君にプログラム参加の時期と参加の意思を確認…

文学部中文科のKさんにいただいたメールです。

ビデオを見て、時代の節目に生きた夏目漱石は、あまりにも自分が生きている現代に敏感になり『自分とは何か』ということに疑問を感じそれを作品を通し自分に日本国民に投げかけていたのだと感じました。そして投げかけた疑問の答えは作品にも漱石自身にもわ…